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Inclusive Outdoor

Education

インクルーシブ野外教育事業

インクルーシブ教育とは
特別な配慮を必要としない児童・生徒と、以下のような状態の児童・生徒が共に学ぶ教育機会です。
  • 突然の怪我や病気で野外学習に参加できない。

  • 運動が苦手で野外学習に参加することが難しい。

  • 車椅子を利用しており野外学習に参加ができない。

  • その他、障害などの理由で野外学習に参加することが難しい。

インクルーシブ教育システムとは

平成18年に国連で採択された「障害者の権利に関する条約」において初めて提唱された新しい概念で、様々な困難や​個人の差異によらず、すべての子どもを包括する教育システムです。

日本では平成24年に文部科学省の初等中等教育分科会​でその推進に関する報告がされ、現在推進されています。

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インクルーシブ野外活動指導員養成講座

インクルーシブ野外教育に関する専門的な知識と、それに必要となる 専門機材を高度な技術で運用する技能を踏まえ、包括的な教育的指導ができるとともに、その学習集 団関係者と連携し、プログラムの立案やその指導助言を行う人材の養成を目指します。

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教員向け講座

信州大学での教員免許更新講習にて、専門家との連携により車いすの子どもとの登山やスキー実習を実現させた学校紹介から、野外における多様なニーズのある子どもたちへの配慮について考えます。

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学生向け講座

教育学部の学生向けへ、共生、多様性などをテーマのインクルーシブ教育講座を開催します

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インクルーシブ野外活動指導員がサポートします

研究所では、信州大学が実施する教職員免許更新講習(平成30年度~)のカリキュラムや観光庁人材育成事業を基に開発した野外におけるインクルーシブ教育プログラムを、各学校の長い活動に提供しています。

インクルーシブ教育は、障害当事者のための教育ではなく、健常児童・生徒や教職員への教育効果も期待できる教育先進国では一般的な教育プログラムです。学校、障害当事者、保護者と連携しながらサポートを行います。

インクルーシブ野外活動指導員とは、バリアフリー化されていないありのままの自然を『障害がある人と障害がない人が共に同じ時間を楽しむ』ために必要な専門的な知識と、安全に専門機材(デュアルスキー・HIPPOcampeなど)を運用する技術を有するインクルーシブ野外教育の専門家です。

インクルーシブ野外教育で活用する専門機材

デュアルスキー

『運動が苦手』『歩行が困難』などの児童・生徒が仲間と一緒にスキーを楽しむための着座式スキーです。重度の障害を持った児童・生徒を衝撃から守り、長時間の滑走が可能となるサスペンションが採用され、リフトを止めず仲間と一緒に乗り降りできます。操作は、厳しい訓練を受けライセンスを取得したプロのパイロットが担当。かけがえのない仲間同士の時間をつなぎ、その思い出は一生の宝物になります。もちろん、急な悪天候などで万が一リフトが停止した場合の安全対策も万全です。

HIPPO-ヒッポ

水陸両用アウトドア車いすHIPPOcampe-ヒッポキャンプは、自立歩行が難しい児童生徒が学校の仲間たちと共に取り組む野外学習で活用されています。これまで野外学習のように別行動やお留守番をすることなく多様な児童生徒が共に楽しみ、コミニケーション能力を高めながら多様性を認め合い、共生について学ぶインクルーシブ野外教育に効果的な機材です。

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